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集合写真を撮るためのたった3つのポイントとは?
メガネパパブログ
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一眼レフカメラやミラーレスカメラを購入すると、周りから集合写真を撮ってほしいとお願いされるようになるかもしれません。

集合写真を撮影するには、さすがにスマホではスペック不足になるのでカメラを持っている人に白羽の矢が立つんです。

ただスマホと違ってカメラには色々な設定があるので、ポートレートを撮影するような設定では全体にピントのあった集合写真を撮ることはできません。

どうしても端にいる人は前後にいる人がボケてしまうんです。

意外と集合写真を撮るのって難しいんですよ。

そこで、「ココを抑えて撮れば大丈夫!」というポイントを3つご紹介したいと思います!

スマホではスペック不足?

スマホのカメラはイメージセンサーがとても小さく、それでいて解像度が高いので一般的なカメラに比べて感度が悪いんです。集合写真は室内で撮る機会も多いので、感度が悪いカメラではぼけた写真しか撮れません。

Contents

集合写真は被写界深度を広くしよう

集合写真の目的は全体像をはっきりと残すことです。

ボカしたりせず、全体にピントが合っているように撮影しなくてはいけません。

このピントの合っているように見える範囲のことを被写界深度といいます。

その被写界深度の範囲に被写体が収まっていればピントが合っているように見えるということです。

つまり、被写界深度を広くすればピンボケすることなく全体がピントの合った写真になるということです!

では簡単に被写界深度を広くするための3つのポイントをご紹介していきたいと思います。

焦点距離が短いレンズを選ぶ

まず、焦点距離が短いレンズほど被写界深度を深くなるので、標準レンズより短い焦点距離のものがオススメです。

全体を写すためにも、焦点距離の短い広角レンズの方が向いています。

望遠レンズでも被写体との距離をとれば全体を写すことは可能ですが、被写界深度は浅くなりますし撮影する場所によっては被写体から離れられるとは限りません。

また、焦点距離が短すぎる超広角レンズでは歪みが大きくなってしまうので集合写真には向きません。

個人的にオススメは焦点距離が35mm前後のものです。

被写体までの距離をとる

28mmで撮った風景

被写界深度を広くするためには、被写体までの距離を長くすることも重要です。

焦点距離が短い広角レンズでも被写体までの距離が近いと、被写界深度が狭くなって周りがボケてしまうので注意が必要です。

わかりやすいように被写体と3m、5m、10mと離れた場合の被写界深度で考えてみます。

撮影条件:焦点距離35mm、F値 2.8 とした場合

被写体までの距離 被写界深度 ピントの合っている範囲
3m 約1.4m 2.4m-3.8m
5m 約4.4m 3.6m-8.0m
10m 約36m 5m-41m

ただし、この被写界深度はピントを合わせた範囲を中心としての幅ではありません。手前側の範囲は狭く、奥側の方が広い範囲でピントが合うようになります。

F値を大きくする(絞る)

被写界深度を広げる1番簡単な方法はF値を大きくすることです。

ただし、F値を大きくすると相対的に光の量が少なくなるのでそれを保つためにシャッタースピードが遅くなったり、ISO感度を上げる必要がでてきます

すると、手ブレの影響(シャッタスピードが遅くなることによる影響)や画質への影響(ISO感度が上がることによる影響)が出てくるのであまりオススメ出来ません。

また、F値を大きくして絞り過ぎると回析現象によって光が届かなくなり解像度が低下した画像(ぼやーっとしたはっきりしない画像)になってしまいます。

ですので、目安としてF値を上げる場合は8程度が良いとされています。

まとめ

以上のことをまとめてみます。ポイントは3つ

3つのポイント

焦点距離は35mm程度 (短い焦点距離のレンズを選ぶ)
被写体までの距離を3m以上あける (なるべく離れる)
F値は8程度まで絞る (絞りすぎには注意!)

これだけは抑えておきましょう!きっとキレイな集合写真が撮れます!

ちなみにこの場合の被写界深度は約6.8m。手前側約1.2m、奥側5.6mの範囲でピントが合います。

集合写真を撮る場合は失敗できないので、責任重大ですがこの設定を知っていれば恐れることはありません!

自信を持って撮影していきましょう!

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