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【カメラの基礎】その原因は手ブレ?被写体ブレ?肝心なのはSS
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どうもはじめまして。家族寫眞家のメガネパパ です。
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皆さんは、上手く撮れたと思っていた写真が実際はブレブレだったことってないですか?

心惹かれた瞬間を収めたいとシャッターを切っているのに、それがブレていたらちょっと残念な気持ちになりますよね。僕もブレてる写真はあまり好きではないので(狙ってブレている場合は除きますが)なるべくブレないように工夫して撮影しています。

そこで今回はそんなブレた写真にならないためのポイントをご紹介したいと思います。

初心者の方でも最低限知っていて欲しい内容ですので、是非最後まで読んで頂けてたら幸いです。

この記事のポイント
  1. 写真がブレる原因は2つ
  2. ブレない写真にする方法はひとつだけ!

Contents

ブレの原因って?

写真はシャッターを切った『瞬間』を画像にして表しています。その『瞬間』とはどれだけ短い時間でも止まっているわけではないので、その間に動いているものはブレてしまいます。

つまり、シャッターを切った瞬間に動いているものがブレの原因になるんです。

手ブレと被写体ブレ

では、まず何がブレているのかを考えます。

シャッターを切る瞬間に動いてしまうものはつあります。撮る側(カメラ撮られる側(被写体です。

撮る側=【カメラ】が動いてしまうのは手持ちで撮影する場合はある程度しょうがないものだと思います。人は機械ではないのでどう頑張っても手ブレをゼロにすることはできないんです。ただし、カメラをきちんと固定して撮影したり、手ブレの補正が効いたカメラで撮影することで多少ブレを抑えることはできます。

同じように、撮られる側=【被写体】も静止させることはほぼ不可能です。被写体が人物や動物ならもちろんのことですが、自然だって常に動いているからです。(モノなら動かないので被写体ブレはありません。)

ブレるのは2つ
    • 撮る側=カメラを持つ手が原因(手ブレ)。手で持たなければある程度防げます
    • 撮られる側=被写体が動くのが原因(被写体ブレ)。自然も動くのでブレたりします

手ブレを抑えるには?

手ブレを完全に静止させることは不可能です。ですがブレの影響を限りなく抑えることはできます。

まずはその方法からご紹介します。

手ブレを抑える

まず手ブレの影響ですが、写真にする時間がかなり短い場合ブレの影響はほとんど気になりません

写真にする時間はシャッターが開いている時間、つまりシャッタースピードということです。つまりシャッタースピード(SS)を短くすれば短くするほど手ブレの影響を抑えられるということです。

手ブレは抑えられなくても、影響を抑えれば問題ないんです。

それに最近のカメラについている『手振れ補正』という機能はとても素晴らしく優秀で、SSがよほど長くない限り手ブレの影響を抑えることが出来るんです。

僕が去年から使っているSonyのα7Ⅲは「5軸手振れ補正」という機能が備わっていて、手振れの影響をかなり抑えてくれます。Sonyに限らず、最近のカメラには手振れ補正機能がついているのでかなりの場面で有効です!

手振れ補正を使っても手ブレの影響がでてしまうような長時間露光(1s以上の長いSSの撮影)で撮影する場合は、もう手持ちは諦めましょう。その場合はしっかりと三脚に固定して、手ブレを抑えて撮影しましょう。

手ブレを防ぐ3つのポイント
  • SS(シャッタースピード)を短くする
  • 手振れ補正機能がついているカメラを使う
  • 三脚を使う

手ブレを抑える一番確かな方法は三脚で固定することですが、手持ちで撮影する場合でもSSに気を付ければ手ブレは十分抑えられますよ!

被写体ブレを抑えるには?

被写体が動いてしまってブレた写真になる場合にも残念ながらブレを抑えることはできません。ザ・ワールド的な能力でもない限り被写体の動きを止める術がないからです。(意味わからない人はスルーしてください)

被写体ブレは抑えられない

手振れ補正が付いているカメラだろうと、被写体が動いてしまえば写真はブレます。

三脚でカメラを固定したとしても、被写体が動いていれば写真はブレるんです。

つまり被写体ブレを抑えることはできません。

ただし被写体ブレも、SS(シャッタースピード)が短い場合には、その影響を気にならない程度まで抑えることが出来ます。写体ブレを抑える方法はたった一つ、SS(シャッタースピード)を短くすることだけなんです!

被写体ブレを抑えるポイント
被写体の動きよりも格段に短いSS(シャッタースピード)にする!
手振れ補正三脚被写体ブレには効果なし

ブレを抑えるにはSSが重要!

手ブレ』も『被写体ブレ』もどちらの影響をも抑えるためにはSSを短くする事が重要です。SSが短ければ短いほどブレの影響は少なくなります。

ただSS(シャッタースピード)を短くし過ぎると露出が足りずに真っ黒な写真になります。なので、無闇に下げることもできないんです。

適当なSSの設定

露出は写真の明るさのことで、【F値】、【SS(シャッタースピード】、【ISO】の3つ値で決まります。SSが短くなると光を取り込む時間が少なくなるので露出が下がることを意味しています。

SSが短くなってもF値やISOで露出を保つことはできますが、ボケ感が変わったり画質が劣化したりするので適当なSSの設定が必要になってきます。

手ブレを抑えるために必要なSSとは?

手ブレはカメラを持つ手がブレる事が原因なので、手振れ補正付きのカメラをしっかり固定して(持って)撮影する場合でも「SS=1sec」ほどが限界だと思います。これには個人差があるなので、僕は最低でもSS=1/60secぐらいまでを限度としてそれ以上遅いSSにすることはありません。

僕のカメラ(sony α7ⅲ)には手振れ補正がついているので、本来ならもう少し長いSSにしても手ブレの影響を抑えることは出来るのかもしれませんが、こども相手に撮影する場合突然シャッターを切りたくなる事が多いので、しっかりカメラを固定することができない場合もあるのでこれくらいにしています。

僕の実際のSS設定(被写体ブレを抑える)

最近のカメラは手振れ補正機能のおかげもあって、だいぶSSを遅くしても撮影は可能になっています。手ブレの影響はあまり気にしなくてもいいということです。つまりブレの影響のほとんどは『被写体の動き』なんです。

被写体の動きは被写体によって違うので、その影響を抑えるためにはその時その被写体に合わせたSSの設定が必要になります。

僕の場合は、被写体が人物(子どもたち)でそのこどもたちをブレずに撮影するためには手ブレの影響を抑えれるギリギリのSS(シャッタースピード)では不十分です。こどもたちはじっとしてくれないですし、キメッキメのポーズを決めているところだけでなく自然な仕草や表情も残したいので、動いているところを撮影することも多いからです。

そこで室内での撮影や暗いところで撮影する場合でも僕は最低でもSS(シャッタースピード)の設定を1/250sec程度までにしています。

僕のブレないSS設定

手持ち撮影での限界   1/60sec程度
実際の撮影でのSS下限 1/250sec程度
補足:SS以外の露出設定
SSを遅くできない場合に、露出を確保するためには【F値を小さくする】or【ISOを高くする】事が必要です。F値はレンズによって制限があり、ISOは高くすると画質が劣化する(荒い画像になる)ので、どちらもやり過ぎるのは注意が必要です。ただ、最近のカメラは高感度に強いものが多く、露出が足りない場合にはISOを高くして撮影しても荒さが目立たないものが多いので、個人的にはISOで露出を調節しています(ISO=3200ぐらいまではOKにしています。)

ブレの対処法(まとめ)

写真がブレる原因の『手ブレ』と『被写体ブレ』それぞれの対処法をまとめました。

《手ブレ》
原因:カメラを持つ手がブレる
対処法:SS=1/60secより短くする
《被写体ブレ》
原因:被写体の動きでブレる
対処法:SS=1/250secより短くする

ブレが全てダメということではないですが、ブレないように撮影するにはSS(シャッタースピード)の設定が重要です。

被写体や撮影環境によって撮影条件は変わってきますが、僕の設定が皆さんの撮影の参考になれば幸いです。

プラスα

ブレを抑えるために三脚を使って長時間露光で撮影すると面白い写真が撮れます。静止しているもはしっかり写り、動いているものだけがブレるという時間を圧縮したような写真です。

それから、ストロボを上手く使ってSSを短くすることでブレを抑える方法もあります。もしくはスローシンクロと言ってSSは長いままなのに動いている被写体を静止しているように描写する方法なんかもあります。

この辺は僕も今勉強中なので、今度まとめて記事にできたらなーと思っています。ではまた。

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