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【カメラあるある】画素が大きいと画質が悪くなるって知ってた?
カメラ初心者
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カメラを選ぶときに画素が大きい方が綺麗に撮れるカメラだと思っていませんか?

実はそれは間違いです。「高画素=高画質」ではないんです!

「◯000万画素の高画質!!」

なんて書いてあるカメラがあっても騙されてはいけません。

画素と画質は間違いやすく騙されやい単語なので注意しましょう!

Contents

画素とは?

sony α7ⅲ

sony α7ⅲ

画素とは画像をどこまで細かく分割できるかで表して、「2000万画素」「4000万画素」というように表記されているやつです。

デジタルの画像は全てこの画素の集合体(最小単位が画素)で、デジタルカメラも例外ではありません。

カメラで写真を撮ると、イメージセンサー(撮像素子)のこの画素一つ一つにデータが蓄積されて一枚の写真になります。

画素

高画素なカメラほどこのイメージセンサーが細かく分けられていて画素の数が多いため、実際写真にした時も細かく滑らかに表現できることになります。

左より右の方が高画素の画像

例えば、上の画像のように同じ画像でも画素数を変えると見え方が変わってきます。

この画素数の違いを解像度という言葉で表すこともあります。

解像度とは、細かいところまでくっきりはっきり見えるかを表す言葉です。

つまり、高画素=多くの画素で画像を作っている=細かいところまで表現できる=高解像度であると言えるんです!

ただし高画素になるほど1つ1つの画素の大きさが小さくなって、その画素の大きさが小さいことがデメリットになることがあるんです!

画素とは

画素とはデジタル画像を構築する最小単位。画像の素。ピクセル。
高画素=画素の数が多い、細かいところまで表現できる高解像度
ただし、高画素になるほど画素の大きさ(ピクセルサイズ)が小さくなる

画質とは?

tokyo staition

画質とは字のごとく画像の質のことです。

間違いやすいですが「画素」と「画質」は全然意味が違います。

先ほど説明したように高画素であるほど高解像度であるということは間違いないんですが、高画素であるほど画質が劣化することもあるんです!

画質は感度も重要!

高画素・高解像度の画像はくっきりはっきり見えるので画質が良いと言えます。

ただし解像度だけが画質の良し悪しを決めているわけではありません。

感度も重要なんです!

夜間や室内などの暗いところで写真を撮ると、全体的にザラザラしたような写真になったことはありませんか?

アレはノイズによる影響です。

感度が悪いとノイズによる影響で画像がザラザラになってしまうんです。

カメラは光をデータに変えて写真を作ります。

この光をデータに変える時にその光の量が少ないとノイズの影響が出てくるんです!

光の量が多いときは白は白!黒は黒!とコントラストよく表現する事ができるんですが、光が少ないとノイズの影響ではっきりした色にならずにボケてしまうんです。

つまり、より多くの光を使って画像にした方が画質が向上するということになります。

感度良く沢山の光を集めるためには?

光をより多く集めるための方法は2つです!

光を集める時間を長くするか、光を集める範囲を大きくするかです!

光を集める時間を長くするためにはカメラのシャッタースピードを遅くする必要があります。

ただしシャッタースピードを遅くし過ぎると、手ぶれや被写体の動きでブレた写真になってしまいます。

手軽に撮影するためにはシャッタースピードはあまり遅くしたくないので、そうなると光を集める範囲を大きくするしかありません。

光を集めてデータにする場所は「イメージセンサー」です。

そしてそのデータは画素一つ一つで記録しています。

つまり、画素の大きさが大きいほど光を多く集められるという事です!

画素が大きいものと小さいものでは、画素ひとつあたりの光の量が変わります。

画素が大きいものほど集められる光の量は多くなるので、画素が大きいほどノイズは少なくキレイな信号=画像になるということです。

画質は何で決まる?

画質は、画素の大きさ(ピクセルサイズ)とその数(画素数)で決まる!
高画素なら細かいところまで見える!=高解像度
画素の大きさ(ピクセルサイズ)が大きいほど感度が良くキレイに見える!=高感度
高解像度と高感度は相反する値!

写真の画素数とモニタの画素数

PCを見る息子

写真の画素数は2000万画素程度ですが、それを映すモニタ(デスクトップパソコンやスマホ、タブレットの画面)の解像度は2Kや4K、高解像度のモニタでも5K程度です。

4K(3840×2160)モニタの解像度でもその画素数は約830万画素です。

つまり、表示側に2000万画素でもそれを表示するスペックはありません。

4K程度のモニタなら1000万画素以上あれば画素数的には十分なんです。

 

高画素にこだわらない!

画質を考えると、画素数が多いほど画素の大きさが小さくなり、結果的に感度が悪くザラザラした写真になります。

そして画像を表示するモニタの画素数から考えても、約1000万画素程度もあれば十分過ぎる高画素であると分かります。

つまり、無理して画素数が多いハイスペックなカメラは選ばない方が簡単にキレイな写真が撮れるという事です!

センサーサイズを大きくほど画素サイズは大きくなる!

より画素サイズを大きく感度を高くするためには、センサーサイズが大きいものを選びましょう!

カメラにはセンサーサイズの種類がいくつかあるんですが、フルサイズと呼ばれる大きさが基準となります!

同じ画素数ならこのセンサーサイズの違いによって画素サイズは変わるので、センサーサイズが大きいカメラほど高画質になるとわかります!

センサーサイズについては、とりあえずフルサイズと呼ばれるカメラを選んでおくと間違いありません。

↑こんなカメラです

センサーサイズについて詳しく知りたい方は次の記事も合わせて読んで頂くとわかりやすいのです!

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