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【初心者向け】ピンぼけさせないピントの合わせ方。AFの使い方を知ろう
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どうもはじめまして。家族寫眞家のメガネパパ です。
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「想い出の写真なのによく見たらピントがズレてるじゃん!」

「こどもが動き回るから全然ピントが合わないよー」

そんなことって結構ありますせんか?

ボケてる写真は絶対ダメだ!とまでは思わないですけど、やっぱりピンぼけ写真って凹みますよね。

今回はそんなピンぼけが起きないよう『狙った場所に素早くピントを合わせられる』方法を解説していきます。

Contents

設定でピントは合わせやすくなる!

最近のカメラは、すべてカメラ任せ(フルオート)で撮影しても十分キレイに撮る事ができます。年々カメラの性能が上がっていて、シャッターを切るだけでもびっくりするくらいキレイに撮れるんですよね〜

でもそれにも限界はあると思っていて、一見綺麗に撮れている写真でもちょっと「あれ?』ってなることはあるんです。特にピント合わせに関していうとフルオートで撮影してしまうと自分の意志が写真に反映されにくいです。だから思っていたところにピントがあっていないなんてことも多々あったりして・・・・・

「キレイな写真」≠「自分の撮りたい写真」です。自分の好きな写真を思いっきり撮るためにはある程度自分でカメラを操作することが必要不可欠です。

とりあえずフルオートをやめる

まずはフルオートで撮るのをやめましょう。

カメラには撮影モードがいくつかあって、フルオート(全てカメラ任せ)意外にはA、S、P、Mモードがあります。各メーカーごとに多少表記の違いがありますが機能的には一緒です。

  • Aモード:絞り優先オート
  • Sモード:シャッタースピード優先オート
  • Pモード:プログラムオート
  • Mモード:マニュアル

ここでフルオートをやめるからといって、全てをマニュアルで撮影(撮影モード:M)にすることはありません。あくまで自分の撮影したい対象や撮影スタイルに合わせてA、S、Pモードを使いこなしていけばいいんです。

カメラには設定していく項目が沢山あります。その全てに気を配り撮影するのは大変です。そこでまずはしっかりとピントを合わせて撮影が出来るようにA、S、Pの一部だけをカメラに任せたオートモードを利用していきましょう!

自分に合ったオートモードを選択
全部カメラ任せにするのではなく、Aモード(絞りだけ自分で決めるモード)、Sモード(シャッタースピードだけを自分で決めるモード)、Pモード(絞りもシャッタースピードもカメラ任せだけどその組み合わせを変えて撮影できる)を積極的に利用していこう!

ピント合わせの設定

撮影モードをいずれかのモード(A、S、P、Mモード)に変更すると、ピント合わせに関する設定も変更できるようになります。カメラが自動でピントを合わせてくれる機能をAF:オートフォーカスと言い、このAFの設定を変えることで自分の狙った位置にピントを合わせが出来るようになります。逆に自分でレンズを調節してピントを合わせることをMF:マニュアルフォーカスといいます。

撮影モード同様、自分でピント合わせをするからといってMF(マニュアルフォーカス)でなけらばならないということではありません。上手くAFを利用して自分の狙ったところにピントを合わせていけばいいんです。

AFの設定にはフォーカスモードフォーカスエリアという2つの設定項目があります。この2つの項目を上手く利用すれば自分の思ったところにピント合わせができるようになるんです。

フォーカスモードの設定

まずはAFの設定のうちフォーカスモードについて解説します。フォーカスモードの設定は大きく分けて3つです。

AFのモード
AF−S
ピントを合わせた位置で固定して撮影が出来ます。フォーカスロック。
AF-C
ピントを固定せず、動きに合わせてピントが追従します。
AF−A
AF−SとAF−Cをカメラ側で自動で切り替えながらピント合わせします。

【AF−A】ではカメラ側に委ねる部分が多過ぎるので、【AF−S】もしくは【AF−C】のどちらかを選択しましょう。

じっくり撮影をしたい方は【AF−S】、動きのあるものなど瞬間を収めたい方には【AF−C】のモードをオススメします。

フォーカスモードを選ぶ:AF−S

フォーカスモードがAF−Sの場合、ピントは合わせた位置で固定されます。ピントが動かない(フォーカスロック)ので、カメラと被写体の距離が変わらなければピンボケすることはありません。再現性も高くなります。被写体間距離が変わらなければカメラをズラして撮影する(構図を変える)ことも簡単です。

動きが大きくない被写体・風景などをじっくりと自分ペースで撮影する場合にはオススメのモードです。

フォーカスモードを選ぶ:AF−C

AF−Cはピントを固定せず、被写体に対してリアルタイムでピントを合わせにいくモードです。動く被写体、人物や乗り物などを撮影する場合にオススメです。

AF−Sを使ってピントを合わせたまま(フォーカスロック)の状態で構図を変えるためにはシャッターボタン半押し状態をキープしなければならず、意外とそれが難しいんです。

AF−Cではピントが固定できないために撮影中ピントがズレやすくなることがあります。

それらはカスタム設定=親指AFを使えば解決します。

フォーカスエリアの設定

フォーカスエリアとはピントを合わせる時の観測点の事です。これもカメラに委ねすぎないように、目的に合わせて調節することが重要です。

フォーカスエリアは小さめがおすすめ

自分で観測点を決めて撮影する場合、観測点が小さい範囲の方がオススメです。観測点が一箇所に絞った方がピント調整がしやすいからです。

カメラメーカーによって言い方は様々ですが、シングルスポット(Nikon)やフレキシブルスポット(sony)などと呼ばれるフォーカスエリアにしましょう。ファインダーに小さい□が表示されるので、その中に被写体を入れて撮影すればピントがしっかり合った写真が撮れるようになります。

この□の位置は変更することもできるので、予め被写体を画面のどこに表示したいかを決めて□の位置を調節するばスムーズに撮影することが可能です。

フォーカスエリアを広げるとき

被写体の動きが大きいときにはフォーカスエリアを大きくします。フォーカスエリアの範囲内に被写体があれば動いていたとしてもピントを合わせ続けてくれます。細かいピント合わせはできませんが、大きくピントが外れる事もありません。

このフォーカスエリアの範囲をどれくらい大きくするかは設定で調節出来ます。好みに合わせてグループエリア、ゾーンエリア、ワイドエリア、オートエリアなどから選択してください。

最近のAF=顔AFや瞳AFはすごい

最近のカメラでは顔認証や瞳認証の技術が凄すぎてほんとめっちゃ便利です。一眼レフカメラにはなかったミラーレスカメラならではの最新技術を使ってピント合わせを行うことが出来ます。お持ちのカメラにそういった機能があるならガンガン使って撮りましょう!

瞳AFはすごいよ

設定方法はフォーカスモードやフォーカスエリアの設定とは異なります。カメラ毎に設定方法も異なってくるのでそれぞれ確認が必要です。僕の使っているSONY α7Ⅲでは、シャッターボタンと連動して瞳AFが作動するので何も気にすることなく瞳AFが利用できます。

先ほどのフォーカスエリアの設定で、自分で決めたエリアの近くに瞳があればそこにピントを合わせに行ってくれます。精度もカメラ毎多少違いはありますが、最近のカメラはすごく優秀なので使ってもらえればびっくりしますよ。動き回るこどもに一瞬でピントを合わせてくれるので、パパ・ママさんには特におすすめです!

まとめ

自分で狙った位置にピント合わせができるだけでなんかすっごく写真がうまくなった気がします。ピント合わせが上手くなれば写真の構図を考えながらの撮影もできるのでもっとカメラが楽しくなりますよ。

初心者の方でどの設定にしていいか分からない方はオススメの設定を簡単にまとめてみたので参考にして下さい!

AFモード AFエリア オススメポイント
AF-S スポット 応用が効きやすいし、ピントを合わせやすい
AF-C スポット 動くこどもにも対応可能!

メガネパパ
初心者の方はピントを合わせやすいようにフォーカスエリアをスポットで中央に配置するといいと思うよ。

 

ピンぼけ写真を少なくするにはAFの設定をしっかりすることが重要です。自分のイメージした写真が撮れるようにカメラの機能を使いこなしましょう!

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