どうもはじめまして。家族寫眞家のメガネパパ です。
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今年も桜の季節がやってきました。長い冬が終わりやっと春の出番ですね!段々と暖かく過ごしやすい日も増えてきました。皆さんも感染対策をしっかりしながら、春を感じておでかけしてみてはいかがですか?
今回は僕の桜を撮影するちょっとしたコツをご紹介します。春の想い出にステキな写真を撮りませんか?
Contents
簡単!桜の撮り方のコツ
まず桜のどこに惹かれるのかと考えた時、僕はその桜の花の淡いピンク色を思い浮かべます。そこで桜の写真を撮る時にもこの色をしっかり写すように心がけています。
明るく撮る。露出を上げる。
桜の花の色はとても淡いピンク色をしているので、明るく撮影した方がより淡い雰囲気を写す事ができます。ふんわりした色合いにすることで、桜らしさを演出する事ができるんです。
明るく撮影することは簡単です。露出の設定を上げるだけです。適正露出よりプラス1、2で撮影してみましょう。それだけで明るく綺麗な春っぽい写真に近づきます。
順光で撮る。しっかり色を表現
昼間の時間帯に桜を下から撮影しようとすると影で暗くなってキレイに撮れません。それは太陽の光に向かってカメラを向けている=逆光になっているためです。
太陽の方向と同じ方向から撮影する=順光、もしくは影にならないようにサイドから撮影するとキレイに撮影する事ができます。
逆光で撮影すると花びら自身が陰をつくってしまい、桜の綺麗な色を写すことができません。露出を上げれば明るくはなりますが、綺麗な色を描出する事は難しくなります。
順光で撮るメリットがもうひとつあります。それは空も綺麗な青色で写せるという事です。桜のピンクと青空のコントラストは相性バッチリです。晴れている日には是非狙って撮ってみてはどうでしょうか?
朝もしくは夕方に撮る。
桜に限った話ではないでずが、撮影する時間帯は朝もしくは夕方がオススメです。朝や夕方など太陽が低い位置の時間帯は、日差しが横から入ってくる形になります。そのため順光、逆光など光のコントロールがしやすいんです。
また朝陽・夕陽は優しい暖色系の光になり、その光で染まる桜はとても綺麗です。
ちょっとしたコツ。構図とかアングルとか
明るくふんわり、花の色をきれいに撮影できるようになったら、次は構図やアングルを意識して撮影してみましょう。撮りたいイメージに合わせて最適なレンズを選択することも大切になってきますよ。
シンプルに。空を背景にして
写真はシンプルな方がまとまっていてすっきりキレイに見えます。写真は引き算なんて聞いたこともあるかと思いますが、意図していないものをフレーム内に入れないようにします。特に気をつけたいのは花見をされている他の花見客や桜の太い枝、幹などです。花見シーズンはどうしても人混みで撮影するケースが多くなりますので、そういった時は青空を背景に撮影することでシンプルでキレイな写真が撮れます。
カメラを上に向けて撮影することで、他の花見客の方が写り込むこともないです。またその際に桜の幹や太い枝の部分をフレームの外に外すことで
桜の淡いピンク色を引き立てるなら、青空を背景に撮影するとすっきりシンプルで綺麗な写真を撮ることができます。
ローアングルからの三分割構図
桜並木を撮影する際は桜のトンネルになるような構図がオススメです。この場合も少し低い位置から上へ角度をつけて撮影することで、地面や桜の幹のぶぶんを少なくし、空を背景に桜を写すことがでキレイな写真に仕上がるはずです。
このように地面や太い幹をフレームに入れて撮影する場合の割合は、3分の1程度にするとすっきり見えます(三分割構図)。このように地面や幹を入れる事で奥に広がりのある桜並木を表現でき(放射構図)より印象的な写真に仕上がりますよ。
望遠レンズでスッキリ。
写真全体を桜のキレイなピンク色にすることで印象的な写真になります。
そのために中望遠〜望遠のレンズを使い、無理に桜全体を入れようとせず綺麗な桜の花の部分を中心に撮影しましょう。
望遠寄りのレンズは画角を制限でき密集効果が高く、見せたいものだけを写すことができます。また圧縮効果により被写体前後の距離感を詰めフレームいっぱいに桜を入れることも簡単です。
f値を小さくして桜の花びらで前ボケを作り全体を柔らかい印象に仕上げたり、背景をぼかす事で余計なものを見せないようにも出来る点も望遠の利点です。
広角レンズでオシャレに。
広角レンズを使うと、奥引きや広がりを強調したインパクトのあるオシャレな写真を撮る事が出来ます。
色々と写りすぎてしまうので難しいところもありますが、長く続くような桜並木を撮影したり、満開の桜をダイナミックに撮影するときなどは広角レンズがオススメです。
逆光を生かす
順光で撮ると桜の色や空の色をしっかり写すことが出来ます。その
リフレクションを使う
桜は川や池などの近くに植えてある事が多いので、その水面に映る桜を撮影する方法です。もしくは水たまりなんかでもリフレクションができます。桜が散り始めると水面に桜が浮かんでいてそれもとても綺麗なのです。
花より団子。よりこども編
桜を入れて春っぽいこどもたちの写真を撮りたいパパ・ママは多いはずです。でも桜の花って高い位置にあるためこどもと一緒に撮影するのが意外と難しかったりします。
こどもの身長では幹が多く写ってしまう問題
1m程度のこどもたちの身長では、こどもと桜の花を一緒に撮影することがとても難しいです。枝垂れ桜のように地面スレスレまで枝が伸びているなら別ですが、いつものようにこどもを撮影しようとすると桜の幹の部分が大半になってしまいます。
解決策1:下から見上げて撮る
こどもと桜の花を一緒に入れて写真にするなら下からかなり見上げる形で撮影することになります。いつもならカメラの高さ(アイレベル)をこどもの目線と同じ高さにして撮影しているかもしれませんが、桜を入れて撮影する場合はもっと下から撮影しないと桜が入りません。
カメラを地面に近づけて見上げるような形で構えてみましょう。
解決策2:斜面を利用する
物理的に桜とこどもの距離を縮める方法もあります。斜面や丘などを利用して、桜の花がこどもの目線近くにきているような場所を探してみましょう。
桜は有名な観光スポットでなくても日本中至る所に咲いています。1本だけポツンと咲いているようなところでもOKです。中望遠レンズを使えば可愛らしい春っぽい写真を撮ることもできます。
解決策3:こどもの目線をあげる
同じように物理的な距離を縮める方法としてこどもの目線を高くするのも効果的です。パパ・ママがこどもの身長をカバーしてあげましょう。
こどもを抱きかかえたり、肩車することで顔を花びらに近づけるという方法です。親子写真・家族写真を撮る際もとても有効です。三脚を使ってセルフ撮影なんてのも楽しいですよ!
解決策4:引きで撮る
引きで撮ることででこどもと桜を一緒に写すことも有効です。引きで撮る場合のポイントはどこにこどもを配置するかです。三分割構図や放射構図を考えながら撮影するようにしましょう。
解決策5:上から撮る
桜の上から見下ろすことができる場所は限られていると思いますが、上から撮ることで桜の花の比率を多く入れて撮影することができます。
真上から出なくても、ハイアングルで撮影するだけでも桜の花を前景に入れられるのでちょっと頑張って背伸びをして撮影してみるのもオススメです。
おまけ:ストロボ(フラッシュ)を使う
昼間でもストロボを使用した日中シンクロ撮影もおすすめです。ストロボをつかうことで逆光などでも花の色をしっかり写すことができますし、前ボケを入れる際もキレイにぼかすことができます。また桜の花びらが舞っているときにストロボを使うと、その花びらに光が反射することでキラキラと輝いてキレイに写す事ができます。
まとめ
僕が考える桜を撮影するコツをまとめると、
- 露出を上げる(桜の花を綺麗に)
- 順光で撮る(色をはっきり、空もはっきり)
- 朝・夕の時間帯で撮る
- シンプルな構図で(空をバックに)
- ローアングル+三分割構図
- 望遠レンズですっきりと
- 広角レンズでオシャレに
- リフレクションを使う
- 下から見上げるように
- 斜面を利用
- こどもの目線を上げる
- 引きで撮る
- 上から撮る
いつもの決まった撮り方だけでなく、いろんな表現の仕方で撮影するのも楽しいですよ。福島の桜は1ヶ月近くに渡り各所で見ごろを迎えていきます。感染対策を十分気をつけてお花見を満喫しましょう!