どうもはじめまして。家族寫眞家のメガネパパ です。
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焦点距離135mm。歪みも少なくボケが綺麗で、ポートレートに最適だ!と、インスタやツイッターでよく見かけるレンズ(焦点距離)ですよね。
特にF値の小さい単焦点レンズの評判が良くて、僕のように憧れている方も多いはず。
今回はそんな135mmのレンズをついに手に入れた僕の話です。
レンズの性能とか製品レビューはたくさんの方が書かれているので、ここでは憧れのレンズを手に入れた僕の感想をメインにお伝えしようと思います。レンズ選びで迷っている方やこれから購入を検討されている方は参考にしてもらえたら幸いです。
Contents
焦点距離135mmの単焦点レンズ
普段の目にしている世界、人の肉眼で見ている視界に近い焦点距離は50mm前後と言われていて、それらのレンズを標準レンズと呼んでいます(実際はもっと広い範囲、広い画角が見えていますが焦点を絞って見ている時の視界に近いという意味です)。
それに対し焦点距離が長いものを望遠レンズと呼び、見える世界は普段目にしているものとは全く違うため、望遠レンズで撮られた写真は通常のものよりも格段に目を惹くものになります。
焦点距離135mm
焦点距離135mmはそんな望遠レンズの仲間に入ります。望遠特有の圧縮効果であったり、被写界深度が狭くなるのでボケが綺麗に出る、歪みが少ないなどの理由からポートレート向きの焦点距離だと言われます。しかもそれが単焦点でF値が小さくできるものなら尚さらです。
表示される画像は大きく拡大されるので、被写体と離れた位置から撮影することができます。それによりカメラを意識させることなく撮影ができるというメリットもあります。
離れたところからグッと近づいて、一点を切り取ったかのような写真はとてもカッコよくて、インスタやTwitterでもこの135mmの焦点距離で撮られた写真が多く上がっています。
僕の買ったSIGMA 135mm F1.8 art
そんな135mmに憧れて僕が購入したレンズは、メイドイン福島県磐梯町、SIGMAのARTシリーズ、SIGMA 135mm F1.4 DG HSM /Art です。
特徴は、ずっしりとした重厚感がある外見(=デカい重い)、ARTシリーズならではの解像度が高くてくっきりはっきりキレイな描写がうりのとても人気の高いレンズです。
また他の135mm単焦点レンズと比べてもコスパもよくておすすめです。
実際に撮影してみた感想
僕が撮影した写真はこんな感じです。
夕日に照らされた草木も綺麗に玉ボケしてくれていますし、被写体が浮き出すような存在感はさすが135mmだなーって感じです。
被写体との距離
ただこの写真もそうなんですが、135mmを使うときの被写体との距離ってかなり離れないと撮れません。望遠レンズなので分かっていたことなんですが、こどもの全身を収めて撮影しようとすると大体10mくらいは離れないと撮影できないんです。(上の写真でも足元切れてます。)
これって大人ならあまり問題にならない話かもしれませんが、『こども』を撮影しようとするときにはかなり大きな問題です。わちゃわちゃと動き回るこどもを離れた位置からピンポイントで狙うなんて想像するだけでゾッとします。こどもたちの動きは予測もつかないしそれを遠くから狙うなんてなかなか出来るものではありません。
僕とこどもたちとの距離
”3歳くらいになれば、135mmを使って離れた位置から撮影ができます!”みたいなことをどこかで読んだことがあったんですが、僕の場合は小学生になったこどもを撮影するときでも10m離れて撮影することなんてほとんどありません。
離れた位置から撮影しようと思えばできるのかもしれませんが、僕が撮影したいと思う瞬間のほとんどがこどもと会話をしている時だったり、一緒に遊んでいる時、食事をしている時など日常のふとした瞬間なんです。そういう瞬間での日常の自然な表情を収めたくてシャッターを切っていたので、135mmではちょっと無理があったんです。
135mmではこどもとコミュニケーションを取ることは難しく、僕のような写真を撮りたい方には向いていないのだと思います。
こどもとの距離で決める
僕が撮りたい写真は日常の自然な表情なので、いつもこどもたちと会話ができる距離でコニュニケーションを取りながら撮影するようにしています。
でもたまに、何かに没頭しているこどもの表情がすごく輝いていてそれをそのまま切り抜きたいと思うことはあります。多分そんなときにこの135mmで撮影するチャンスがくるんです。コミュニケーションを取るわけではなく、離れた位置からこどもを見守るようにシャッターを切る。そういう距離感でこども接するときに望遠レンズが必要なんです。
つまり135mmだからといって無理やり離れた位置から撮影しようとするのではなく、そういう場面で使うからこそ真価を発揮するんです。レンズに合わせて距離感を変えていたのでは、本当の意味で撮りたい写真にはなっていない気がします。特に被写体が人物、こどもを相手にしているなら、カメラと被写体との距離で表情も仕草も全く別物になりますしね。
レンズを選ぶときは性能・写りにばかり目がいってしまいがちですが、やっぱり距離感を第一に考えないと素敵な写真は撮れないようです。
好きな写真を撮ろう

焦点距離50mm
135mmは噂通りすごいレンズでした。被写体を浮き出す立体感・存在感はまるで絵本の1ページに、幻想的な写真に仕上げてくれます。ただ今の僕には、まだまだ使いこなせないようです。
なんと言ってもこどもたち(被写体)と10mぐらい離れて撮影するなんて運動会とかお遊戯感くらいしかありません。つまり、日常ではほとんど出番がないんです。
望遠のズームレンズだったらまだもう少し使いやすくていいんですが、単焦点では画角・距離が固定されちゃうのでこどもを撮影するにはなかなか厳しくて。やっぱり被写体との距離感を考えたレンズ選びをしないとダメだなーーって再認識です。
それでもこの135mmの写り自体は好きなので、そういうチャンスがあれば頑張ってチャレンジしてみたいと思っています。(もしくは望遠ズームを買ってそっちを使うかもなー・・・)
皆さんも自分が撮る被写体とどのくらいの距離感で撮影するかまで考えると、本当に必要なレンズがわかると思いますので是非参考にしてください。
ちなみ僕はやっぱり50mmくらいがしっくりくるみたいです。